ニュース
2022年06月03日第4回長期大型研究助成のキックオフミーティングが開催されました
「未来PET創造研究ユニット」キックオフシンポジウムが開催されました
第4回長期大型研究助成を受賞された量子科学技術研究開発機構(QST)の山谷泰賀氏(未来PET創造研究ユニットリーダー)が、5月29日にキックオフシンポジウムを開催されました。QSTは中谷財団の支援を受けて、4月1日に未来PET創造研究ユニットを発足させ、山谷泰賀氏がユニットリーダーに就任されました。
今回のキックオフシンポジウムは、主催がQST量子生命・医学部門、中谷財団の協賛で実施されました。当日はハイブリット形式で開催され、会場である千葉県稲毛市のQST重粒子推進棟大会議室には63名の方が、オンラインでは81名の参加がありました。
このシンポジウムでは、革新的技術をラボの試作物で終わらせずに本気で臨床に届ける『Beach to Clinical』を標語にかかげ、目指すべき未来技術について議論されました。
QSTの平野俊夫理事長のビデオメッセージにはじまり、中谷財団からは松森信宏事務局長が本研究への期待を述べました。
講演第一部は山谷ユニットリーダーより、「未来のPET装置を創る!」と題して、共同研究者である黒澤俊介東北大学准教授は、「シンチレーターと未来医療機器創成」について講演されました。
第二部では、高橋美和子QST主幹研究員が座長となり、千葉大学の羽石秀昭教授と獨協医科大学の今井陽一教授により未来PETの応用に関して講演がありました。
また、途中会場参加者を対象とした施設見学会やQST研究員によるポスターセッションも開催され、たいへん有意義なシンポジウムとなりました。