2年次の化学基礎の実験では、進路や定着度に応じて、同じ実験テーマでも操作や考察の内容を変えて行っています。

今週は炭酸カルシウムと塩酸の反応についての実験を行いました。大学受験を意識したクラスでは、共通テストで求められる力である、グラフの作成を通して当量点を見出す内容、専門学校・就職クラスでは、過不足なく反応する量を求め、実際にそうなるかを確かめる内容としました。

全クラス同じ内容でやってしまうと、教員の準備は楽ですが、化学が苦手な人にとっては、考えながら実験に取り組むことができなくなることもあります。各クラスとも自らの手で予想・実験操作・考察を行い、化学量論への理解を深めていました。