公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団 公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団

中谷財団について設立趣意書

わが国経済社会の高度化は1970年代以降急速に進展して来ております。
これはわが国の唯一の資源でもあります恵まれた頭脳資源を
十分に活用することによって達成されて来たものであり、
特にコンピューターを始めとするエレクトロニクス技術の発展が
重要な役割を果して来たものであります。

これらのエレクトロニクス技術の発展は、
優れた電子計測技術の基盤の確立が無くしてはあり得ないものであり、
今後わが国のエレクトロニクス技術の一層の発展を実現する上で、
電子計測技術基盤の一層の強化が緊要であります。
電子計測機器がエレクトロニクスのマザー・ツールであると云われる所以でもあります。

こうした観点から、
政府におかれましても電子計測技術基盤の確立のために
種々の施策を展開されているところではありますが、
民間においても電子計測技術分野における技術開発の推進、
技術動向等の調査研究、情報の収集、提供等を行うことにより、
その基盤確立のために微力を尽したいと存じます。

電子計測技術の発展を推進し、産業技術基盤の確立を図ることにより、
わが国経済社会の発展及び国民生活の向上に寄与すべく
ここに「財団法人中谷電子計測技術振興財団」を設立することといたしました。

初代理事長 中谷太郎氏

昭和59年4月24日
財団法人中谷電子計測技術振興財団