中谷財団では、医工計測技術分野の可能性をより発展させる研究および研究者に対して毎年広く助成を行っています。

2022（令和4）年度の助成が決定され、贈呈式を去る2月25日に東京・赤坂シティカンファレンスで開催しました。昨年同様、感染対策を万全にするとともに受賞者がオンラインで参加できるように配慮したハイブリッド方式で実施しました。

今年度は、特別研究助成に東北大学大学院医学系研究科てんかん学分野 中里信和教授、東京工業大学生命理工学院生命理工学系 金原数教授、九州大学先導物質科学研究所 医用生物物理化学分野 木戸秋悟教授が選ばれ、家次代表理事より贈呈証がお一人お一人に渡されました。特別研究助成には研究費として2年間で3,000万円の助成が行われます。

また、独創的な発想に基づき将来実用化が期待できる技術開発・研究を対象とした開発研究助成には北海道大学大学院情報科学研究院の舘野高教授ら20名が、40歳未満の若手研究者育成を目的とした奨励研究助成には慶應義塾大学理工学部の高橋英俊准教授ら29名が選ばれ、それぞれ贈呈証が渡されました。さらに調査研究助成には、佐賀大学医学部付属病院薬剤部教授 島ノ江千里教授、慶應義塾大学医学部脳神経外科専任講師の高橋里史さんが選ばれました。

別室に設けられた情報交換会では、それぞれの研究題目のポスターの前で活発な質疑や意見交換がされ、予定時間を超過するほどの熱気を帯びていました。

今後の皆様のご活躍を期待しております。