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中谷財団事業紹介 活動Now!
2023年12月12日
秋田県立秋田高等学校
【秋田県立秋田高等学校】日本学生科学賞秋田県審査で秋田県知事賞受賞
私たち秋田県立秋田高等学校生物部抗生物質班は、第67回日本学生科学賞の秋田県審査に「カテキンおよびその類縁体と抗生物質」と題して論文を応募し、県の最高賞である秋田県知事賞を受賞することができました。
抗生物質班は、カテキンと抗生物質の相互作用の検証を継続的に行ってきました。本研究では、これまでより正確に相互作用の検証ができるよう、カテキンの濃度段階を増やし、薬効量の指標や統計的手法を新たに導入しました。その結果、過去の研究で不明確であった事柄が明らかになりました。
抗生物質班の研究が代々受け継がれる中での今年度の大きな成果は、「実験系を構築できた」ということです。先輩方の先行研究を入念に見直し、実験の方針を固めてきました。一つの検証が完結するまでも、多くの思考と時間を費やしています。私たちの代で確立できた実験系が、今後後輩たちの研究の指針となっていくことを願っています。
論文執筆の際は、実験結果や考察に誤りがないか何度も確認しただけではなく、研究内容が相手にわかりやすく伝わるよう、表現や構成にも工夫を凝らしました。今回の執筆活動を通して、研究を慎重に進めていくことや、論文の一言一句に責任を持つことの大切さを、改めて感じることができたと思います。
私たちは、今回の受賞を心の糧に、今後も研究活動に邁進していきたいと思います。これまでご指導やご支援をいただいた皆様に心から感謝申し上げます。