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中谷財団事業紹介 活動Now!
2019年12月17日
東京都立富士高等学校
【東京都立富士高等学校】サイエンスキャッスル・シンガポール大会への参加報告
サイエンスキャッスル・シンガポール大会(11/1~2)において、「Measurement of bromine (Br) accumulating in the mouth parts of the Crustacea using an X-ray analytical microscope」についてのポスター発表を行った。
その内容は、9月に第90回日本動物学会大阪大会で、「X線分析顕微鏡(XGT)を用いた甲殻類の口器先端部のBr蓄積の研究」と題し、口頭発表をしたものである。
具体的には、企業や大学と連携し、オカヤドカリやホッコクアカエビ(通称:甘えび)などの元素マッピングの測定結果と系統樹との比較を行った研究内容である。また、前任校から引き続き指導を行ってきた教え子の研究発表として、「Measurement of Metal Elements Accumulating in the Mandibles of the Beetles (coleoptera) Using an X-ray Analytical Microscope」のポスターを掲示した。
- シンガポール大会会場の様子
- ポスター発表の様子
発表者の村上琴美さんは、「英語で研究発表する機会は、日本にいたら到底ありません。初めはすごく不安だったけれど、皆フレンドリーで沢山質問をしてくれるので、答えるのに必死で、いつの間にか緊張は吹き飛んでしまいました。ワークショップでは、自分の将来や環境問題について、ディスカッションやプレゼンテーションを行いました。英語で自分を表現することの難しさに直面しながらも、海外の友達が沢山でき、思い切って参加して良かったです!」と感想を語った。
村上さんには、この海外発表の経験を活かして、将来の進路を切り開いてくれると期待している。
- ポスター発表の様子