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中谷財団事業紹介 活動Now!
2019年10月15日
東京都立富士高等学校
【東京都立富士高等学校】第90回日本動物学会大阪大会での発表
探究未来学(向ゼミ)の生徒を引率し、第90回日本動物学会大阪大会(9/14)で発表を行った。
発表は、一般枠で口頭発表(1名)、中高生枠でポスター発表(2名)の2テーマで行った。
口頭発表では、「X線分析顕微鏡(XGT)を用いた甲殻類の口器先端部のBr蓄積の研究」と題し、オカヤドカリやホッコクアカエビ(通称:甘えび)などの元素マッピングの測定結果と系統樹との比較を行い、大学の研究者に混じり堂々と発表を行っていた。
ポスター発表では、「貝殻を捨てた巻貝の仲間における歯舌の臭素(Br)分布の測定」と題し、ウミウシなど元素マッピングの測定結果と系統樹との比較を行い、研究者の質問にもしっかりと応答していた。その結果、表彰式では、賞状と盾(優秀賞)を頂いた。
今回発表した研究は、堀場テクノサービス(企業)と共同研究を行っており、いずれもX線分析顕微鏡(XGT)を用いて、蛍光X線の測定から金属元素の分布を測定している。これにより、電子顕微鏡よりも精度の高い解析を行うことができる。
生徒たちは、権威ある日本動物学会に参加・発表し、科学研究の神髄に触れることができ、貴重な経験をできた。
- 口頭発表(3A1000 甲殻類|生理)の様子
- 大阪市立大学門前での記念撮影