公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団 公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団

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2019年12月23日

東京都立富士高等学校附属中学校

【東京都立富士高等学校附属中学校】東京大学地震研究所による出前授業

本校の中学1年生の理科(地学分野)の授業において、東京大学地震研究所五島朋子特任研究員による「防災探究」授業を行った。

 

授業の1回目(11/14)では、地震研での研究紹介や津波堆積物の説明などのイントロダクション、2回目(11/28)は生徒による防災に関する発表(エレベーターピッチ)や液状化実験などを行った。

 

1回目の授業の宿題として、「自分の住んでいる地域の過去の災害調べと未来の防災対策」について、家族へのインタビューなどを通して調べ学習を行った。そして、2回目の授業の発表に備えて、班内(約4人)で1分間スピーチ(エレベーターピッチ)を行い、各班の代表者発表を行った。さらに選抜された代表者やチームが2回目の授業で発表(3~5分)し、五島先生からコメントをいただいた。

  • 津波堆積物標本の説明風景 津波堆積物標本の説明風景
  • 液状化実験 液状化実験

授業の最後に、関東の地図に「シールの色分けによる災害予想」、「一言防災コメント」を付箋で張り、1学年全員による「防災マップ」を作成した。

 

生徒たちは、地震研究所の最先端の研究を知り、「過去」「現在」「未来」をテーマにした「防災探究」授業を体験したことで、防災に関する深い学びを行うことができた。その過程で、身近な地域の災害対策シミュレーションを行えたことは、災害時に大変役立つものとなった。

中1全員で作成した防災マップ

地震(揺れ):赤、水害:青、液状化:黄、その他の災害:緑、関東大震災による液状化:ピンク、断層:赤線など