- HOME/
- 中谷財団事業紹介 /
- 科学教育振興助成トップ /
- 活動Now! /
- 【京都教育大学附属京都小中学校】京都と福島をつなぐ空を見つめて① ~桜が丘高校(7/29)~
中谷財団事業紹介 活動Now!
2022年08月04日
京都教育大学附属京都小中学校
【京都教育大学附属京都小中学校】京都と福島をつなぐ空を見つめて① ~桜が丘高校(7/29)~
福島に降り立って間もない京都の生徒たちは、いささか緊張と戸惑いを感じながら磐城桜が丘高校を訪れました。科学部の生徒さん7名と、約90分の充実した時間を持つことができました。
「実際に自分が幼い頃避難してきたこと。」「物心が付いて戻ってきたころには、駅も役場も無く瓦礫だけが残っていたこと。」「身体の放射線量を測る検査が、原発の事故後しばらく行われたこと。」「風評被害の現実。」「福島の桃は、ジューシーでおいしいということ。」桜が丘高校の生徒さんはとても柔らかな口調で、色々な話題を京都の生徒たちに語りかけてくれました。
そして「日本にはどんなエネルギー問題があるのか。」「その問題解決に向けて何を考えるか。」というテーマを、電気を「作る側」と「使う側」の両面からの視点で考え、交流していきました。
「電気に対する需要と供給」「発電方法の依存の是非」「エネルギー問題を自分事として考えることの大切さ」等、同じ学年の生徒同士では浮かんでこないような多面的・多角的な視点での深まりが顕著に見られました。
交流会を終え、校門を背にした京都の生徒たちは、「楽しかった。もっと話したかった。」とつぶやいていました。お互いにとってこの出会いは、これから学びを深めていくうえでの大きな刺激となったようでした。