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2019年06月06日

兵庫県立東灘高等学校

【兵庫県立東灘高等学校】人と自然の博物館 収蔵庫での活動

神戸層群研究会が行った『堀コレクション』を使った凝灰岩の同定に同席させていただきました。この活動には、東灘高校自然科学部に加え、共同実施校である西脇高校地学部も参加しました。

 

堀先生は、130か所以上の露頭(化石が採取できる場所)を発見され、見つけた順に番号を付けておられます。この130か所以上から採取された化石、数にして数万点が人と自然の博物館の収蔵庫に大切に保管されています。

 

今回の目的は、どの凝灰岩層がはっきりしていない露頭の層準を特定することです。

膨大といえる化石を一つ一つ見ていく作業は、途方もない時間と労力がかかりました。

高校生にとって、凝灰岩の微妙な違いが最初はあまりわかりませんでした。ただ1時間くらいすると、各凝灰岩層の、見た目、手触り、脆さ、含まれる鉱物の色、化石の色…などの特徴の違いに気づくことができ、後半は神戸層群研究会の方々とともに議論に参加することができました。

 

また、すべてが教科書に掲載されるような“美しい”といえる、一枚もの葉の化石ばかりで感動しました。

今回、堀先生が残した露頭の地図は20年以上も前のものです。そして、この地図に今の地図を重ね合わせてわかったことは、半分以上は住宅やスタジアム、高速道路や工場の下に眠ってしまった、ということでした。

 

おそらく私たちが生きている間はもう二度と採取できないのだろうなと、少し残念な気もちになるとともに、化石の貴重さを実感することができました。