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2019年07月29日

秋田県立大館鳳鳴高等学校

【秋田県立大館鳳鳴高等学校】5,6月のご報告

学会での発表の様子

① The Crustacean Society Mid-Year Meeting 2019への参加

 

香港の大学(The Chinese University of Hong Kong)において行われた国際学会に参加した。

 

淡水ザリガニのシンポジウムで“Knowledge of the natural history and conservation of  the endangered Japanese freshwater crayfish Cambaroides japonicus(Decapoda:Cambaroidea) in Odate City, Akita Prefecture, Japan”の口頭発表を行ったほか、様々なシンポジウムに参加し、各国の研究者との交流も図った。

調査した場所の様子

② ニホンザリガニの生息地調査(大館市)

 

市内で過去にニホンザリガニが生息していたと情報が寄せられた1か所において、現地調査を行った。

そこでは、工場の排水が流入している様子が確認され、現在のニホンザリガニの生息は期待できない状況であった。

今後も、生息の可能性がある場所について調査する予定である。

鳳鳴祭の様子

③ 鳳鳴祭での広報、アンケート活動

 

本校で行われた鳳鳴祭に参加し、来場者に向け、ニホンザリガニや私たちの活動を知っていただくために、展示や説明などを行った。

また、アンケートを通して、大館市のニホンザリガニの認知度の調査も行った。

その結果、母集団に違いはあるが、特に若い世代においてのニホンザリガニの認知度の向上が見られた。

文責 河田 健登(2年)