公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団 公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団

事業紹介 活動Now!

2021年12月17日

三重県立桑名高等学校

【三重県立桑名高等学校】桑名市立修徳小学校にて 本校生徒7名がスタッフとして参加し天体観測会を実施しました

12月13日(月)に桑名市立修徳小学校にて、地元桑名で天文の普及活動を行っている「こうのとり桑名」さんと連携し、本校生徒7名もスタッフとして天体観測会を実施しました。

 

観測会には修徳小学校の小学4年生を中心に保護者や家族などあわせて約80名の参加者が集まりました。本校は中谷医工計測技術振興財団様よりご助成頂いて購入した望遠鏡一式と、こうのとり桑名さんからお借りした望遠鏡とあわせて2セットで参加しました。

 

この日も月や土星、金星(三日月の様な欠け具合を観測できる「三日金」)を導入し参加者の皆さんに観測していただきました。同時に、活動NOW!にて茨城県立土浦第三高等学校さんが小学校の観測会で実施されていた「校庭でプロジェクターに投影する」形式を、小学校では初めての試みですがチャレンジしました。

接続に手間取ったり、風が強くなりスクリーンが不安定になったりと苦労しましたが、無事に望遠鏡からのリアルタイムの月や、「11/19 皆既月食」で撮影した月の写真などを投影し大きな画像で見ていただくことができました。

 

たくさんの子どもたちや保護者の方が記念撮影も行い好評をいただきました。こうのとり桑名の方からも「色々な見せ方の工夫があるので、このような取り組みはとても大切」とのお言葉をいただきました。改めまして、参考となる貴重な情報を誠にありがとうございました。

また、参加した生徒のうち2名が今回の会場の修徳小学校出身で、最初にその旨を参加者の皆さんに紹介し挨拶をしました。

母校にて後輩となる小学生に対しての説明・プレゼンとなりました。また、こうのとり桑名にも本校出身の方もみえて、生徒が色々とアドバイスを頂き、上下ともに世代を超えた繋がりを持つことが出来ました。

 

本校生徒は初心者ながらも回を重ねるごとに準備や説明も少しずつ慣れてきて、とても楽しそうに取り組んでいました。観測会終了後には校長先生をはじめ小学校の先生から感謝のお言葉をいただきました。

前回の星見ヶ丘小学校に引き続き、主として4年生が対象の観測会でした。小学校の先生との交流の中でも話が出たのですが、理科の授業で初めて天文(地学)分野を学習するのが4年生での「月と星」です。子どもたちに実際に観測してもらう中で星空の魅力を知っていただき、小学校での授業の内容にもさらに興味関心を持ってもらえればと思います。また、満ち欠けや天体の動きなどの現象が「何故なのか」を本校生徒が説明することで、疑問点を追究し理解する楽しさを体感いただくことなどにも、ご助成をいただいて実施しているこの活動が一助となっておりましたら幸いです。