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2021年08月10日

三重県立桑名高等学校

【三重県立桑名高等学校】夏の理数科校外研修 長浜バイオ大学(2年生)・三重総合博物館(1年生)を実施しました

7月23日(金)に、理数科1、2年生(各1クラス)を対象に校外での研修を実施しました。

例年ですとこの時期に理数科1・2年生で2泊3日の合宿を行っているのですが、新型コロナウイルス流行の影響により本年度は日帰りでの研修の実施となりました。

2年生は長浜バイオ大学にて、黒田智先生に『PCR法による食肉のDNA鑑定』と題して講義と実験を午前・午後にわたって実施していただきました。
マイクロピペットなど初めて使う2年生は緊張の面持ちで作業をしていましたが、サーマルサイクラーや電気泳動装置、ゲル撮影装置などの設備を使わせていただき、先生の的確なご指導のもと普段学校では出来ない本格的な実験に全員が大変熱心に取り組みました。

今とても話題になっているPCR法や遺伝子についてしっかりと学ぶとともに、先生の実験に対する正確さや細やかさ、準備の重要性なども学ぶことができ、研究や実験への理解と関心がさらに高まりました。

1年生は三重県総合博物館にて3つの講義演習を実施しました。
総合博物館の北村淳一先生からは『なぜ多くの種が生成され共存しているのか』をテーマに、淡水魚を題材とした生物の連鎖の関係などを学びました。

高田短期大学の大野照文先生からは『貝体新書 ワークショップ』と題して、二枚貝のスケッチなどから構造を理解することや観察の大切さを学びました。皇學館大学の上野祐一先生の『高校1年生で学ぶ行列』の講義からは、新しい概念を理解することの重要性、今までの常識にとらわれない(AB≠BAなど)ことの大切さ、数学の内容や考え方が様々な分野や生活に応用できることなどを学びました。

1・2年生ともに、各先生の研究に対する情熱に感銘を受けた

・研究には一般性とオリジナリティが大切
・様々な人と協力し観察や考察を深めることが大切 

など講義や演習の内容だけでなく、今後自分たちが学んだり研究を行う時に重要な視点や取り組み方についても多くの経験を積んで来た大学や博物館の先生方からしっかりと学ばせていただいた様子で、とても充実した研修となりました。