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中谷財団事業紹介 活動Now!
2019年07月25日
三重県立桑名高等学校
【三重県立桑名高等学校】2年理数科特別講義
6月7日(金)、2年生理数科の生徒は、『自分の設計図を調べてみよう-PCRによるALDH2多型の鑑定』と題して長浜バイオ大学の黒田智先生より講義を受講しました。
「アセトアルデヒドの分子構造、ALDH2遺伝子の染色体」について、体内でのアルコールの分解の仕組み、DNAとのかかわりについて学びました。また、「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」について、個人のDNAが大切な個人情報であるということや、研究倫理について学び理解を深めました。消毒用アルコールによる簡易パッチテストの実験も行いました。
生徒達は今回学んだ知識を生かし、7月に行われる理数科合宿にてDNAを使用した実験を行う予定です。
また、6月14日(金)には、『医療・医学を支える解剖生理学 -高校の学習と大学の学術研究-』と題して三重大学医学部太城康良先生より特別講義を受講しました。
「心臓、血管、血圧」という身近な題材を主に取り扱い基礎から深い知識を学ぶとともに、研究や実習を行うにあたって重要な姿勢や意識・倫理観についても学ぶ機会となりました。また、理科や数学のみならず国語、英語、社会など、現在高等学校で学んでいる学習内容がどのように大学以降の学術研究で生かされているかも多岐にわたってお話をいただき、学問のつながりを理解し日々の学習へのモチベーションを高める機会となりました。グループワークで意見を交換し答えの精度を高めるなど、今後自分たちが行う課題研究にも活かすことができる取り組み方法なども学びました。
生徒にとって2時間が短く感じられる、とても充実した講義でした。