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2021年08月19日

三重県立桑名高等学校

【三重県立桑名高等学校】夏の理数科研修・理数科課題研究中間発表を実施しました

7月24日(土)に、理数科1、2年生(各1クラス)を対象に理数科研修の2日目を実施しました。

 

最初に学年を超えた取り組みとして、1・2年生合同で「科学オリンピックの問題にチャレンジ」を行いました。

コーヒーフィルターでパラシュートを作り、いかに滞空時間が長く正確に降りることが出来るかを競いました。

先輩がリーダーシップをとる班もあれば1年生が率先してアイデアを出し作成や実験をする班もあり、どの班も非常に楽しく積極的に創意工夫をこらして、学年を超えて協力・連携して取り組みました。

 

お互い刺激を受けながら楽しく積極的に創りあげていく様子が見られ、課題の内容だけでない多くのことが学べたとの感想が多数で、1・2年生の交流も深まりました。

次に1年生を対象として、9人の本校を卒業した大学生との懇談会・質問会を実施しました。

 

まずは4~5人の班に分かれて先輩に大学で学ぶ内容や大学生活について説明してもらった後座談会を行い、最後にも全員集まって質問会を行いました。

1年生でまだ大学について詳しく知らない生徒が多い中、先輩方の熱のこもった分かりやすいパワーポイントによる説明と和やかな雰囲気で出た1年生からの沢山の質問により、大学で学ぶことに対する関心が高まった、進路を考えるきっかけとなった という感想が大変多く見られました。

 

新型コロナウイルス流行の影響で各大学のオープンキャンパスがオンラインでの開催となる中、大変貴重な経験となりました。

9月には今回の内容を中心に大学で学ぶことについて班でまとめを行い、発表会を実施する予定です。

午後からはNTN市民ホール(桑名市民会館)にて、2年生の課題研究の中間発表を実施しました。

 

物理、化学、生物、地学、数学、情報、医療保健、人文社会の8つの研究室が今まで取り組んで来た研究について内容をパワーポイントにまとめ、1,2年生と教員、三重県博物館からお越しいただいた来賓の方の前で発表を行いました。

緊張しながらも各研究室が協力して力の入ったプレゼンテーションとなりました。

 

質疑応答でも1年生、2年生ともに積極的で、たくさんの質問が出ました。

1年生は今後自分たちが行う研究についての意識や関心が大いに高まり、2年生は発表に対する質問や来賓の方からのアドバイスによりさらに多くの学びや気づきを得ることができた様子でした。

この経験を今後の課題研究の深化につなげてほしいと考えています。

 

本年度は初の試みとしてホールをお借りして実施しましたが、今後のフォーラム等での発表や大学等での発表に近く、生徒にとって普段と違う雰囲気の中で発表できたことが非常に良い経験となりました。