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科学教育振興助成 活動Now!
2025年10月08日
湖南市立三雲小学校
【湖南市立三雲小学校】共同実施校での取り組み

共同研究校の湖南市立下田小学校から、5年生の「物のとけ方」において、「子どもたちがワクワクする授業をつくりたい」との声があがりました。
それは、昨年度に三雲小学校で実践した「濃度の違う液体に色をつけて層を作る実験」と同じだったので、子どもたちが集中して活動している様子や、実験がすごく簡単に綺麗な層になる様子を写真などを用いて紹介しました。
この実践の様子を、5年生の理科担当教員にも伝えていきたいとの意欲をもっていただき、各校に持ち帰ってもらうことになりました。子どもたちも教師も楽しめる授業が、三雲小学校以外にも通用するものであれば嬉しいと思いました。
共同研究校の日野町立南比都佐小学校の理科の授業「こん虫のかんさつ」を参観しました。授業では昆虫の「体のつくり」について、いろいろな昆虫を使って観察する時間でした。子どもたちは熱心に虫メガネを使って、上からも下からも覗き込むように観察していました。
教師が、トンボ、バッタ、カマキリの体のつくりについて、子どもたちに結果を聞いていた時、黒板に書かれたこと以外に、「バッタの羽は4枚でトンボやカマキリとも同じだけど、つき方が違う。」とう声が上がりました。その時に教師が、「何と違う?」と、すかさず問い返し、チョウの既習事項も踏まえて思考をつなげました。「チョウの観察では、名前までつけて育てたから、詳しく観察できたのだろう。」と、教師が言っていました。
丁寧に観察することで、生物の多様性を子どもたちが見つけていた実践でした。