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中谷財団事業紹介 活動Now!
2024年10月21日
湖南市立三雲小学校
【湖南市立三雲小学校】水溶液のせいしつ
6年生は、これから『水溶液のせいしつと働き』の学習を始めます。食品添加物の重曹とクエン酸を使って、水溶液とはどんなものかを伝え、本単元の導入としました。
2つのビーカーに少しだけ粉末を入れておいて、重曹の入ったビーカーに緑色のBTB溶液を注ぐとパッと青色になります。次に青色になった溶液をクエン酸の入ったビーカーに注ぐと、今度は黄色になります。とても簡単な実験ですが、BTB溶液の色が透き通った緑色、青色、黄色へと色が変わるたびに、子どもたちは歓声を上げていました。
最後に、2つの水溶液を混ぜて緑色にするミッションを与えると、子どもたちは色の変化を確かめながら活動し、「先生、泡が出てきた。」と、小さな変化に気づく子どももいました。
『水溶液のせいしつと働き』の学習中、ピペットを使用する場面が多くあります。そこで本時では、ピペットの使用方法や、化学実験の注意点などを学習しました。
材料は、食塩水。4段階の濃度設定にして食紅で色付けし、高濃度の順に試験管内へ入れていきます。先生は、子どもたちの前で4層にするために集中して操作するのですが、そんな先生の集中を切ろうと、子どもたちが話しかけています。
今度は、自分たちの番です。最初は、「私は器用じゃないから、失敗すると思う。」と言っていた子も、「できた!もう一度やっていい?」と大成功。その反面、「うーっ、混ざった。先生、黄色の水溶液がなくなりました。もう無い?」と、何度もチャレンジしている子どもたちが多かったです。そんな子どもたちに片付けの指示を出していた先生が、「子どもたち、楽しそうに活動してますね。僕も楽しかったです。」、伝えてくださいました。