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中谷財団事業紹介 活動Now!
2023年10月25日
湖南市立三雲小学校
【湖南市立三雲小学校】食品科学実験?! 事件?

今年は、湖南市のイチジク農家さんからイチジクの木をいただいて、中庭で育てることになりました。そして、収穫した実を冷凍して、夏休み明けのクラブ活動でイチジクジャムを作りました。
問題は、「子供たちが皮を剥けるか?」でした。ブドウは、皮ごと冷凍した後、ツルっと皮が剥けるので、「イチジクでも皮が剥けないかなぁ。」と考えイチジクも冷凍してみました。しかし、前実験の結果、上手くいかないことが判明。「こりゃ、大変だ!」と思っていたら、三雲小学校の子どもたちを常日頃から支えてくださっているボランティアさんたちが、助っ人に来てくださいました。
子どもたちは必死に皮を剥いているのですが、案の定、剥けません。しかし、みくもっ子のすごいところは、それでも諦めないところです。「先生、剥けへん」と言いながら、皮を剥くのではなく、えぐりとっていました。そのような中、ボランティアさんが優しくサポートしてくださったおかげで、子どもたちは、鍋の中にイチジクとお砂糖を入れて煮ることができました。
その中に市販のレモン果汁を足したところ、茶色だったイチジクが、パッと明るいピンク色に変わり、子どもたちから歓声があがりました。「うぁ!ピンクになった。」「えっ、キレイ」。「どうして色が変わったの?」と、驚く子どもたち。「身の回りにはたくさん科学があるんだよ。」と伝え、酸性・中性・アルカリ性の話を少ししました。
「来年は、皮を剥いて冷凍するぞー!」と、心に決めた科学実験(事件)でした。