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2022年07月02日

湖南市立三雲小学校

【湖南市立三雲小学校】ハンドペアリング法とは、それ如何に⁈

科学クラブは、カナヘビやトカゲ、メダカ、甲虫(クワガタムシ)の3分野の研究で活動をしています。

今回は、クワガタムシを飼育観察している子どもたちの活動をご紹介します。

 

彼らはクワガタムシが好きで、中には産卵を試みて、昨年の夏に自由研究としてまとめた子もいます。

その時の方法として、クワガタムシのハンドペアリング法という繁殖方法をみんなに教えてくれました。

 

また、去年はすぐにつがいを見つけられたのに、今年はなかなかメスを見つけられません。そこで「誰か、ヒラタ(ヒラタクワガタ)のメス持ってないかなぁ。」と私が相談を受けたので、クワガタ好きの男の子を紹介しました。二人はお互いに雄雌1匹ずつ持っていたので、ペアリング成功。飼育環境を作ろうと土をもらいに来たその時、友だちとぶつかり、借りていたケージの端を壊してしまいました。すると、その場にいた子どもたちが、その子がチリトリを取りに行っている間に片付け始め、帰ってきた時には「しゃあない、しゃあない。そんなこともあるやんなぁ。」と、声をかけていました。「みんな、えぇやっちゃなぁ~。」と、一人感心していました。

 

しばらくすると、子どもたちは一人ひとり自分で研究したくなったのでしょう。クワガタムシのペアが見つかり、ヒトのペアは解消されました。この早さが、子どもたちの世界だなと、再認識する出来事でした。