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2022年07月27日

湖南市立三雲小学校

【湖南市立三雲小学校】元気でね、カナヘビさん、虹トカさん。また来年!

カナヘビを飼い始めて、2か月半。もうすぐ夏休み。彼らを自然に返す時がやってきました。

前の掃除以来、木の葉を少し替えるぐらいしか触っていなかった飼育ケージから、カナヘビとニホントカゲを出しました。興味のあった子どもたちは、「先生、いつ逃がす?掃除するなら、お手伝いする。」と、半日で学校が終わった日の放課後にカナヘビたちを自然に返すお手伝いをしてくれました。

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!先生、タマゴ、やっぱりあった!」、「うわぁ。またあった。」、「うわっ、ここにも!」

45×45×90cmの飼育ケージのあちらこちらの葉の下やコケの下、石の下にカナヘビの卵が約20個。

子どもたちは大興奮。「このまま、置いとかれへんよな。先生、タッパー。ぼくら入れるから。スプーンも!」。「ひっくり返さないように、そっと移してね。」と、私はハラハラしながらタマゴの移動を見ていました。最初は2人だったお手伝いさんが、3人、4人と増えていき、終わることには7,8人が協力して片付けをしてくれました。その後、子どもたちは、カナヘビや虹トカをもといた場所に返しに行こうと階段を駆け下りていきました。まぁ、早いこと早いこと。私は、彼らが持ちきれなかった虹トカを持って、途中に職員室によると先生方が、「子どもら『ビリーブ』を歌いながら、ご機嫌さんで昇降口へ行ったよ。」と聞きました。我が校では、卒業式のときに在校生が歌う曲であり、音楽会で歌った曲が『ビリーブ』でした。無意識にみんなが歌いだし、カナヘビと爽やかにお別れしたのかもしれませんね。なんとも微笑ましいひとときでした。