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2024年07月23日

愛知県立三谷水産高等学校

【愛知県立三谷水産高等学校】孵化仔魚の初期餌料について

課題研究ウナギ班のもう一つの課題として、孵化仔魚の初期餌料が確保できていない点があります。

国の研究機関によって、アブラツノザメの卵を主成分とした餌で人工シラスウナギの生産に世界で初めて成功していますが、生きた餌ではないので飼育水がすぐに汚れてしまいます。本校の飼育設備では海水をたくさん使えない状況であるため、サメ卵を使用することは難しいと判断しました。そこで、天然の孵化仔魚の胃の内容物から発見されたオタマボヤのハウスに注目し、本校近くの海岸でもオタマボヤを採取することができるので初期餌料として採用しました。

 

7月17日(水)にプランクトンネットを使用して、採集したプランクトンの中から顕微鏡下でオタマボヤのみを選別しました。しかしながら、オタマボヤの生息密度が小さいので、今後は培養して孵化仔魚に安定した数量を確保していきたいと考えています。