- HOME/
- 中谷財団事業紹介 /
- 科学教育振興助成トップ /
- 活動Now! /
- 【石川県立七尾高等学校】2023年度の調査の成果発表とレビュー会を開催しました!
中谷財団事業紹介 活動Now!
2024年03月04日
石川県立七尾高等学校
【石川県立七尾高等学校】2023年度の調査の成果発表とレビュー会を開催しました!
2024年2月22日、七尾高校SSC 環境DNA班は、今年度の研究成果発表会を開催しました。
![](https://storage.nakatani-foundation.jp/main/p/uploads/nanao-2dna1.jpg)
環境DNAとは、環境中に存在する生物由来のDNA断片のことで、近年、生物多様性調査や外来生物の早期発見などに有効なツールとして注目されています。
七尾高校SSC eDNA班は、石川県能登地域の河川の生物多様性調査を目的として活動しています。
今年度は、七尾市周辺の河川50地点を対象に調査を行い、その結果66種の魚類を確認しました。
成果発表会には、県内の淡水魚類に詳しい有識者4名を迎え、調査結果の妥当性について検討するとともに、今後の活動に対するアドバイスをいただきました。
本年度の調査では8種が七尾市内で、11種が石川県内で初めて確認されました。またRDB(レッドデーターブック)掲載種を15種、外来種を4種確認できました。
これらの結果は,能登地域の河川生態系を考えるうえで、非常に貴重なデータです。また、2026年に放鳥が計画されているトキの餌になるドジョウも多数の地点で生息していることが分かりました。
次年度からは他の高校とも連携し、さらに穴水、能登、輪島といった奥能登まで調査範囲を広げる予定です。