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中谷財団事業紹介 活動Now!
2021年02月19日
兵庫県立西脇高等学校
【兵庫県立西脇高等学校】西はりま天文台の研究員による特別講義

地学部天文班(1年生2名)が今年度に10数年ぶりに復活し半年ほどが経ちました。天文班は、本校の天文室を中心に活動しています。とある専門家から「兵庫県内の高校で、現役で動いている大型望遠鏡は5台もない」と聞いており、そのうちの1台が本校にあります。ただ、長らく使われていなかったため、不具合が多く苦慮していました。
そこで、西はりま天文台(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所天文科学センター西はりま天文台)から、研究員大島誠人先生にお越しいただき、本校の天文室にある望遠鏡の活用方法について、実践を交えながらご教授していただきました。
うまく動かない微動モーターの動く方向の確認、目印が折れて正しい目盛りの箇所がよくわからなくなった赤道儀の使い方と赤経赤緯の合わせ方、アイピースを使わずに望遠鏡に直接一眼レフカメラを取り付けて撮影する方法(本校の望遠鏡で初めて火星を見ることができ感動!)・・・など、多くのことを体験し学ぶことができました。
また、他の高校の天文に関する活動についても知ることができ、今後の私たちの活動の方向性に大いに参考になりました。
大島先生との活動を通じて、『いきなり研究を行うよりも、まずはうまくいく方法を真似る、“巨人の方に乗って※”活動することから始める必要がある』と実感しています。
※科学者アイザック・ニュートンが1676年にロバート・フックに宛てた書簡で用いた一文
「If I have seen further it is by standing on sholders of Giants.」