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中谷財団事業紹介 活動Now!
2017年06月19日
佐賀県立佐賀商業高等学校
【佐賀県立佐賀商業高等学校】準絶滅危惧種 コオイムシ
先生:「これがすぐそこの田んぼの横の溝から採集してきたコオイムシです」
「オスの背中にメスが卵を産み付け孵化するまでオスが子を背負うからコオイムシなんですって」
生徒:「うわ!気持ち悪い!」「なんやこいつ!」
と授業の中で生徒に紹介した時の反応は最悪でした。
しかし、準絶滅危惧種であり、すぐそばで生きていること、その場所は企業が誘致されていて埋め立てられてしまうこと、この状態で見られるのは非常にまれであることなどを説明すると、生徒たちは授業後水槽の前でコオイムシに見入っていました。
コオイムシは、5月27日の午前中に行われた佐賀自然史研究会の観察会に生徒代表と一緒に参加した時に採集したものです。田園風景の広がるこの場所は、佐賀平野最後の秘境なのだそうです。他にも絶滅危惧種の貝や毒ゼリ、ミズカマキリ、クサガメ、すっぽんなどを観察しました。
生徒代表で参加した生徒たちは、学校のすぐそばに絶滅危惧種がいることに驚くとともに自然環境維持について考えを深めていました。