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事業紹介 活動Now!
2017年12月11日
宮城県仙台第一高等学校
【宮城県仙台第一高等学校】神戸大学で環境DNAについて学んできました。
5月14日(日)・15日(月振休)、神戸大学大学院人間発達環境学研究科源研究室を訪問し、「環境DNA」について、実験を交えながらそのしくみを学んできました。
「環境DNA」とは水辺の生態調査として用いられる方法のひとつであり、調べたい環境で採水を行い、その中に含まれている皮膚片などのDNAからどんな生物がいるかを解析するというものです。実際に捕獲しなくても、対象の生物の生息の可能性を知ることができるというのが大きな特徴です。
源利文先生に直接ご指導いただき、宮城県内で採水したサンプル3種類と神戸大学のビオトープで採水したサンプルを使って実験を行いました。サンプルの環境水をろ過してDNAを抽出し、リアルタイムPCRで増幅してミナミメダカ特有のDNAを特定しました。
生物多様性の低下、今現在の地球で起きている環境問題の中で、特に顕著に表れているものの一つです。環境の保護のためにも、より正確で高度な技術が必要であると実感しました。