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中谷財団事業紹介 活動Now!
2019年04月01日
滋賀大学教育学部附属中学校
【滋賀大学教育学部附属中学校】なぜ琵琶湖のコアユが捕れないのか?~胃の中の探究~

中学3年生を対象にした理科授業の公開および、全国の教育関係者を中心とした授業研究協議会を行った(2018年9月1日)。
左写真のように、生徒は、自分の目で実際にコアユの胃の内容物の珪藻を含んだプレパラートについて顕微鏡で観察した後、観察で最も分かりやすかった結果についてタブレットで撮影し、内容物の結果について交流した。
近年、琵琶湖でのコアユが激減した理由に関して新聞記事で疑問を持たせ、中央の写真のような、拡大版ハンズオンモデルを各班に手渡すことで、コアユのえさとなるミジンコを取り巻く食物連鎖に関する具体的な意見が出てきた。
現在の琵琶湖の水環境の問題と、かつての古琵琶湖層が堆積した時代とを結ぶひとつの学習体験となった。
この成果を,11月2日(県内)、11月13日(市内:右写真)、12月26日(西日本発表会(岡山))に、実践実例およびコアユの解剖実習について紹介した。