公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団 公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団

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2022年08月16日

茨城県立土浦第三高等学校

【茨城県立土浦第三高等学校】ひたち野うしく小学校天体観測会

無駄だった切り取り作業

8月10()、牛久市のカッパ塾から依頼のあったひたち野うしく小学校の望遠鏡づくりと天体観測会を生徒3名と共に実施した。

 

製作する望遠鏡は本校科学部が開発した165円望遠鏡。100円均一ショップの度数1.0の老眼鏡と2倍のルーペを使った望遠鏡である。

鏡筒はAO用紙の芯、接眼部は印刷機のマスターの芯が必要なためそれらはレンズと共にカッパ塾の方で用意して頂いた。開始30分前には生徒と共に理科室に集合し準備を始めた。

 

メガネを2つに切り分けツルを分離し、ルーペはハトメを外してカバーを取り除いた。本来はここで実際に組み立てるべきであったが時間が足りず、簡単な光学実験の後組み立てに入った。

27組が1時間ほどで本校の試作品と同じ長さに芯を10㎝程切り取り、先端に老眼鏡を取り付け、マスターの芯にルーペを付けることができた。

 

組みあがった望遠鏡で遠くを見てみると全くピントが合わない。明らかに、老眼鏡の焦点距離が本校に試作品より長いのだ。急遽先ほど切ってしまった部分を元に戻し、ガムテープで貼りつけ何とかピントが出た。そして、暗くなると満月に近い月を製作した望遠鏡観察して頂き、持参した望遠鏡で月や土星を観察していただき終了となった。

  • 準備をする生徒達 準備をする生徒達
  • 手持ちで月を観察 手持ちで月を観察