公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団 公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団

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2020年08月05日

山形市理科教育研究会

【山形市理科教育研究会】プログラミングキッズクラブ第3回 プログラミングを利用して物の重さを量ってみよう

7月25日(土)2週間ぶりのプログラミングキッズクラブでした。

 

今回は「圧力センサ」の利用に挑戦しました。右の写真が圧力センサです。プログラム「?ANA」を用いて、丸い部分を押した力の大きさを表示させることができます。プログラム入力後、指でギュッと押すと値が変わることから、力の大きさを測定できることを確認しました。

 

プログラムを改良し、1秒おきに時間を追って測定できるようにすると、みんな最大値を目指して、思いっきりセンサを押していました。その後、値が一定数を超えたら音が鳴るようにプログラミングし、エレベーターなどで活用されている技術だというイメージを持つことができました。

次に「g表示」のはかりづくりに挑戦しました。

センサを試験管立てに固定し、その上に試験管を乗せ、2mLずつ水を加えながら、値を測定します。水2mLで、値がいくらずつ増えるのかを量り、その規則性からg表示にしようという試みです。いざ量り始めると、誤差が大きく、なかなか上手くいきません。より規則性のある値を求め、何度も実験を繰り返す表情は真剣そのものでした。だいたい全員の測定が終わったところで、g表示に直すための式についての話を聞きました。少し難しい内容でしたが、それも真剣に聞いていました。今回の圧力センサは人の皮膚と同じ働きをすることなどについて理解しました。

 

第4回までの間に夏休みもあるので、ぜひ家でも実験してみてください。より正確に、もっと量りやすい装置を考えて、教えてほしいです。今回は、試験管やピペットなどの実験器具も使いましたが、最後の片付けまできちんとしてくれて、とても立派でした。