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中谷財団事業紹介 活動Now!
2020年09月18日
山形市理科教育研究会
【山形市理科教育研究会】プログラミングキッズクラブ第5回 プログラミングを利用して水溶液の性質を調べてみよう
5回連続のプログラミングキッズクラブの最終回を9月12日に実施しました。3人組で、水溶液の性質をセンサで測定することに挑戦しました。
まずは、リトマス試験紙を使って、酸性、中性、アルカリ性の性質について学びました。それぞれの性質によって、リトマス試験紙の色が変わることを確認した後、センサの値にどの様な変化があるかを調べました。
次に、センサの取り付けとプログラミングの入力を手早く行い、センサを中性の水溶液につけ、値を確認しました。その後、酸性やアルカリ性の水溶液での値の変化を確認し、その明らかな違いに驚いていました。センサの読み取り速度を変えるなど、グループ毎に工夫を凝らして実験することができました。
各グループの結果を共有し、中性を基準と考えたとき、酸性だと数値が小さくなること、アルカリ性だと数値が大きくなることに気付くことができました。
性質と数値の関係を理解した後で、未知の水溶液XとYの測定を行いました。そのときに、今までの学習を応用し、LEDを取り付けて酸性なら赤、アルカリ性なら青く光るようにプログラミングしました。積極的に意見交換しながら、どのグループも素早く、正確に未知の水溶液の性質を調べることが出来ました。それだけでなく、丁寧に観察しながら、何の水溶液かまで探り当てることができたグループもありました。「予測して考える」力が身についていることが感じられました。
1人だけがプログラムの入力を独占するのではなく交代して入力したり、実験の担当を分担したり、友達の分の記録を取ってあげたりと「思いやり」と「協力」の姿がたくさん見られました。
立派な研究チームとしての活動の様子に、これまでの積み重ねを感じ、とても嬉しくなりました。