- HOME/
- 中谷財団事業紹介 /
- 科学教育振興助成トップ /
- 活動Now! /
- 【神奈川県立横須賀高等学校】古代生成鉄の元素分析による原料砂鉄の産地推定
中谷財団事業紹介 活動Now!
2020年09月28日
神奈川県立横須賀高等学校
【神奈川県立横須賀高等学校】古代生成鉄の元素分析による原料砂鉄の産地推定
私たちの高校が所在する三浦半島の沖合には、フィリピン海プレートが北米プレートの下に沈み込む境界の相模トラフがあります。
三浦半島はプレートの沈み込みによって形成されたと考えられ、この運動は周期的に巨大地震を発生することが知られています。
このプレート運動により、地下のマントル上部にある橄欖岩は密度の小さい蛇紋岩と磁鉄鉱に変化し、地表に露出することがあります。そのため、蛇紋岩帯の周辺には砂鉄の漂砂鉱床が観察されるのです。
私たちは、砂鉄と古代鉄の分析によって、古代遺跡から出土した古代鉄はどの地域の砂鉄を原料にしたかを調べています。また、砂鉄の分析によって、プレートに含まれる元素量の違いも調べています。
-
海岸に露出した蛇紋岩帯のフィールド調査
-
砂鉄の漂砂鉱床