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中谷財団事業紹介 活動Now!
2021年08月19日
小樽市立銭函小学校
【小樽市立銭函小学校】おたるネイチャースクール プラスチックをつくって環境問題を考えよう

8月9日(月)親子科学教室【おたるネイチャースクール】を開催しました。
参加希望者が多かったため午前と午後の2回実施し、午前は5組10名、午後は6組13名の親子が参加しました。講師は小樽出身の科学者の先生です。
この講座の開催にあたり、まず共同実施校の教員で、講師の先生から大まかに【分解されるプラスチック】と【分解されないプラスチック】を簡単に作る方法を教えていただき、どのような形態なら小学生にもわかりやすく高分子化学の世界を体験してもらえるかを検討しました。
幾度かのメールによるディスカッションを経て、【分解されるプラ】として牛乳からつくるカゼインプラスチックを、【分解されないプラ】として6,6-ナイロンをつくる実習を行い、その合間に様々な高分子について解説してもらうこと、マイクロプラスチックの何が問題なのか、プラスチックの未来はどうあって欲しいかを、自分たちで考えるきっかけになるようなまとめにしていくことなどの骨子ができあがりました。
自分で作ったプラスチックを、レジンに封入しストラップにすることや、カップに入った培養土を準備し持ち帰った後各自が埋めて分解の様子を観察できるようにすることなどは、私たちの小学校メンバーからの発案です。
当初1日日程で行う予定でしたが、お借りした博物館の実験室のコロナ対策による時間制限のため半日日程で駆け足の講座となったことは、仕方ないこととは言え残念でした。
講座当日は、親子参加の他に、市内の教職員も参加しプラスチックづくりを体験しました。
参加した保護者からは、
「親子で実験や知識を共有してやりがいを楽しむことがでてよかった」
「牛乳からプラスチックができるなんてびっくりでした」
こどもからは、
「不思議でおもしろかった」「少し難しかったけど楽しかった」
教職員からは、
「カゼインプラは、家庭科や総合などいろいろな教科で活用できそう」
などの声が寄せられました。初めての分野の講座は有意義な活動になりました。