公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団 公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団

事業紹介 活動Now!

2022年01月18日

小樽市立銭函小学校

【小樽市立銭函小学校】親子体験教室【おりぞめ工作の世界】

1月15日(土)に、親子体験教室【おりぞめ工作の世界】を開催しました。

当初8月の予定でしたが緊急事態宣言により延期し、この度の実施となりました。実は、昨年も予定していたのですが二度の延期、そして緊急事態…結局実現できずに年度が変わってしまいましたので、2年越しにようやく実現できたことになります。

 

この講座は図書館で行いました。図書館を利用する親子は、博物館で行う科学教室よりも年齢が小さいお子さんが多いので、親子で楽しみながらも「不思議」を体験してもらえそうな題材として、おりぞめを選びました。また、裏テーマとして、銭函小学校の職員チームが図書館の職員チームのみなさんに実験と工作のノウハウをお伝えする、というミッションもありました。というのも、図書館としても【親子が一緒に体験する活動】を模索されているということで、博物館で体験教室を実施している私たちに、声をかけていただいたことからこの講座の計画がスタートしたからです。

体験的探求的な活動や学びは学校だけのものではないので、このように様々な機関が連携して仕組んでいくことで、子ども達の体験の機会が増えることは素晴らしいことだと思いました。

残念ながら、感染拡大が一気に進んだ関係で参加を見送られる方も多く、参加者は5組7名の親子と多くはありませんでしたが、2才から小4までの子ども達が保護者と一緒におりぞめを楽しみました。

 

障子紙を折り、染料につけて、ゆっくり広げます。広げる時のドキドキわくわくの感覚は、子どもも大人も一緒です。年齢も関係ありません。誰もが歓声をあげながら紙を広げ、自分が作った模様に見入っていました。工作として、染めた紙を丸く切ってに目をつけてクリアファイルを作り、オリジナルノートも作りました。最後にお子さんのサポートをしていた保護者の方にも染めてもらいました。とても楽しそうに自分の1枚を染めていました。参加者からは、

・毎回違う模様ができるのが不思議で何回も挑戦したくなった。

・また参加したいので、おりぞめの講座を続けて欲しい。

・親子でとても楽しい時間を過ごせて良かった。

などの感想が寄せられました。

図書館の職員のみなさんには事前のリハーサルで実際に体験してもらい、当日は私たちのサポートをしていただきました。

次年度以降は図書館独自でこの事業を進めていきたいと、意気込んでおられました。私たちもまたお手伝いに行きたいと思っています。このようにして他の機関の方々と協働して子ども達の事業を行えたことも、私たちの財産になっていると思いました。