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事業紹介 活動Now!
2021年10月05日
小樽市立銭函小学校
【小樽市立銭函小学校】おたるネイチャースクール 鉱物を探そう
10月2日(土)親子科学教室【おたるネイチャースクール】を開催しました。
緊急事態宣言中は開催を見合わせていましたので、およそ1ヶ月ぶりの開催です。感染症対策としてバス定員の半数の人数で実施しました。10組の親子24名が参加しました。講師として地質研究所の研究員をはじめ小樽周辺の鉱物に詳しい方が集まってくださいました。
この講座の開催にあたり、まず講師の先生と共同実施校の教員で、どのような場所で石探しをしどのような手順で同定することが子ども達にとって効果的か、下見をして検討しました。
幾度かのメールによるディスカッションと、数回の下見を経て、【岩石と鉱物の違い】【どのような鉱物が見つかるかを先に示す】【安全に活動するための指導事項】など、ポイントとなる内容を構成しました。
自分で探した石を標本にして持ち帰る事ができるように、予想される鉱物のラベルを事前にシールにしておくことや、石を探すことができる場所の保全について子ども達に考えてもらうことなど、様々なアイディアを出し合うことで講座が有意義なものになったと思います。
子ども達は、自分で見つけた石を割ってキラキラの鉱物(方鉛鉱、菱マンガン鉱、黄鉄鉱、重晶石、水晶など)を探し当てたときには、一様に目を輝かせて感激していました。そして一度名前を覚えると、同じ石は自分でも見分けが付くようになっていきました。保護者の方もお子さんと一緒に石を探し運んで割りながら、講師に鉱物のでき方など様々に質問していました。楽しく汗をかきながら地球のすごさを改めて感じられたようでした。
秋の一日、遡上した真っ赤な鮭が足下をかすめて通っていき、「こんな山奥まで上ってくるんだね。」と話している親子もいて、フィールドは想定を超えたたくさんの事を私たちに教えてくれると実感しました。
参加者からは、
「実体験をする機会が少ない中、鉱石を探し、割って、採集するという貴重な体験ができて、よかったと思います。世界が広がりました」
「自分で鉱物を探して、とても楽しかったです。説明もわかりやすく、また新たな事を学ぶことができました。初めて鉱物を知り興味も湧きました。」
こどもからは、
「楽しかった」「石がきれいだった」
などの声が寄せられました。