公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団 公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団

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2022年03月24日

小樽市立銭函小学校

【小樽市立銭函小学校】体験教室【伝統文化の世界】【もの作り体験コーナーの設置】

3月14日(月)に、共同実施校の小樽市立望洋台小学校にて体験教室【伝統文化の世界】を行いました。

 

学校で実施する体験会は、外部講師はダメ、道具の共有はダメ、と制約が大きく実施までの道のりは険しいものでした。実施日も、当初の予定を何度も延期しようやく実現できたのですが、【体験】部分は大幅な縮小を余儀なくされました。それでも子ども達は、楽しみに待っていてくれました。外部講師の指導のもと、職員メンバーが講師役を務めながらの体験会となりました。

 

子ども達は、【伝統文化】の茶道で大切にしている「和敬清寂の心」や「おもてなしの心」「挨拶や作法の大切さ」について説明を聞いたり、お点前の様子やお茶碗の扱いなどを学び、お茶の作法が日常においても大切な所作であることを学びました。実際に自分でお茶を点ててみる体験をすることはできませんでしたが、お茶の香りを感じてもらい、「すっきりした苦さを感じる」と、お茶の味を想像する様子も見られました。

子どもたちは普段見せないような緊張感を持ちながら一生懸命に話を聞きました。

 

コロナ禍での体験だったため、相手のことを思いやりながら点ててあげる亭主側の体験もすることはできませんでしたが、茶道を通して伝統文化にふれる良い機会となりました。

 

また、望洋台小学校では、共同実施校との合同のもの作り体験教室が開催できないことから、保健室の一角に【もの作り体験コーナー】を準備して、子ども達が自由に体験活動ができるような工夫をしていました。

 

コロナ禍で保健室の入退室にも制限がありましたが、感染状況が落ち着いているときには、子ども達は三々五々集まっては、自由にもの作りを楽しんでいました。閉塞感のある毎日だったせいか、きれいな色が体験できるパステル体験が一番人気がありました。一日も早く、子ども達が自由に道具を使ったり、おしゃべりしたりしながら、様々な体験ができる日常に戻ってほしいと願っています。