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中谷財団事業紹介 活動Now!
2019年10月01日
小樽市立銭函小学校
【小樽市立銭函小学校】親子小樽ジオツアーⅢ 小樽軟石ってなんだろう 1
9月15日(日)9:00~12:30、親子科学体験教室【小樽ジオツアーⅢ小樽軟石ってなんだろう 1】を開催しました。3組の親子7名が参加しました。
このツアーは、小樽の歴史的建造物に多く見られる石造倉庫群にスポットを当て、地域の自然環境である地質を資源として利用し発展してきた文化を学ぶことを目的としました。
小樽の石造倉庫の多くは、札幌軟石(支笏火砕流由来の溶結凝灰岩)で造られていますが、一部は小樽産の凝灰岩が使われており小樽軟石と呼ばれています。
今回は、歴史の先生と岩石の先生お二人を講師に迎え、この2種類の石がどのように違うのか、どのように活用されたのか、実際の倉庫を内側からも外側からも観察し、実際の採石場の跡地を見学しました。
子ども達は、すぐに(大人よりも早く!)軟石を見分けられるようになり、「これは札幌軟石だ」「こっちは縞目の小樽軟石だ」と言い当てていました。地球の歴史年代はそのオーダーがあまりに大きく、子どもにとってはもちろん大人にとっても実感を伴って考えるのが難しいものですが、町の歴史という物差しを取り入れることで、少しでも身近に考えるきっかけになってくれたらと思います。
保護者の方も大変熱心で、「前からこの倉庫の石なんだろうと思っていました」「こんなに短時間でこれだけ石に詳しくなれてうれしい」との感想が聞かれました。