中谷財団事業紹介 研究助成【長期大型研究】

長期大型研究助成は、国内外の人材交流による先進的な研究や既存の枠を超えた融合的な研究により、将来的に新しい技術や学術・応用分野を拓くための基盤を生み出すとともに次代を担うグローバルに活躍できる若手研究者の育成に資することを目的に、最長5年間で総額3億円を助成するものです。
本年度も、先進・融合的な研究及び国内外の人材交流を行うためのインフラを提供できる日本国内の研究機関に当財団の助成金による研究部門を設立いただきたく、その責任者となる研究者および研究題目を以下のとおり募集いたします。
募集要項
2026(令和8)年度
助成金額
年間最大6,000万円を最長5年間(総額3億円)1件
対象研究分野
BME ( Bio Medical Engineering )分野 ~生命科学と理工学の融合境界領域~
・医療や人々の健康に貢献しうる独創的でイノベーティブなアプローチをおこなう研究を対象とします。
・BMEを補足する言葉として、「生命科学と理工学の融合境界領域」と付記しました。
生物学、医学等を生命科学とし、物理学や化学等の応用を工学としたうえで数学やAIなど情報科学も含むことを明確にする意味で工に理を加えて理工学とし、それらが連携した研究領域が対象であることを示す融合境界領域という言葉で表現しました。
・医療の発展や健康の増進を見据えた幅広い研究分野において、基礎から応用まで広く対象とします。
助成対象
対象研究のさらなる発展のため、国内外の人材交流による先進的な研究や既存の枠を超えた融合的な研究により、将来的に新しい技術や学術・応用分野を拓くための基盤を生み出すとともに次代を担うグローバルに活躍できる若手研究者の育成に資する研究
研究体制
当財団の助成金による研究部門を、先進・融合的な研究及び国内外の人材交流を行うためのインフラを提供できる日本国内の研究機関に新たに設立していただきます。
国内外のその他2か所以上の研究機関と共同研究コンソーシアムを形成して研究活動を行うことを条件とします。
※助成金は当該研究部門が設置される研究機関に一括して納入しますが、コンソーシアムの体制に応じて有効にお使いください。
運営体制
管理運営状況は当該研究機関に設置いただく本研究部門の運営委員会(財団関係者も出席)、技術進捗状況は当財団が設置する外部有識者による技術評価委員会にてそれぞれ定期的に評価し、財団理事会に対して報告いただきます。内容に重大な問題が認められた場合、次年度の継続を見送る場合があります。
応募資格
国内外の大学およびこれに準ずる研究機関に属する者かつ設立する研究部門の所属する組織の協力が得られる者
※各大学・研究機関からの応募は1件に限りませんが、各部局からは1件とします。
※当財団の他の技術開発研究助成への重複応募はご遠慮ください。
※等財団の表彰事業への推薦があった場合、調整させていただくことがあります。
応募期間
2025年6月1日(日)~2025年9月1日(月)
隔年募集のため、次回募集は2027年となります。
応募方法
当財団ホームページにて、以下の方法でご応募下さい。
・当財団ホームページの「マイページ」よりログインし、申請書類をダウンロードして下さい。初めての方はマイページ登録を行い、ID・パスワードを取得して下さい。
・申請書類の作成にあたっては、当財団ホームページの「助成申請方法について」を必ず参照して下さい。当財団ホームページの「よくあるご質問」もご確認下さい。
・申請書類を作成、ご捺印の上、所定のファイル形式で提出(アップロード)して下さい。
申請書 (※正式な書類は、応募サイトからダウンロードして下さい。サンプルでは応募できません。)
審査方法
審査委員会において審査・選定し、理事会にて最終決定いたします。
書面による一次審査を行い、二次審査は一次審査を通過された方を対象に審査委員会による面接(11 月 13 日(木)に東京駅近辺にて予定)を行います。
一次審査の合否および面接の詳細は、10月末までにメールで通知します。
結果通知
最終決定後、12月中旬に申請者本人および申請された設立部門の所属部局長に通知いたします。
成果報告
運営委員会および技術評価委員会に毎年進捗状況を報告するとともに財団理事会に報告書を提出いただきます。
また、3年目を目途に中間報告会、および終了時に最終報告会を公開で開催するとともに、報告書を提出いただきます。報告書は、当財団の年報やホームページ等を通じて一般公開いたします。
書類送付先・お問い合わせ先
〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号IHDビル5階
公益財団法人 中谷財団 神戸分室(担当:片山・遠藤)
E-mail:oogata@nakatani-foundation.jp
URL:https://www.nakatani-foundation.jp