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2019年02月25日 アドバンスト

コネチカット州 Yale大学滞在記

こんにちは。私は現在、アドバンストプログラムに参加し、イェール大学で研究インターンシップをさせていただいています。

 

イェール大学は米国コネチカット州ニューヘイブンに位置する私立大学です。

アイビー・リーグに所属する大学の1校であり、米国の中で3番目の歴史の長さを誇ります。

 

大学はニューヘイブンの街と一体化しており、現地の人でも大学内外の境界がわからない人が多いということです。

 

ニューヘイブン自体は小さな町なのですが、イェール大学には自然史博物館や美術館が併設されています。

グーテンベルグ聖書が展示されている“Beinecke Rare Book & Manuscript Library”も見どころの1つです。

 

私の住居の近くにはハイキングコースもあり、朝焼けを見に丘の頂上までのぼることが楽しみの一つです。さらにニューヨークやボストンへのアクセスが良いのもこの町の大きな魅力です。

私はイェール大学の化学科の研究室に参加させていただいています。

化学科に所属する大学院生は、1年目の最初のセメスターに複数の研究室をローテーションしたのちに、自分の肌に合った研究室に所属することができます。私が所属している研究室は比較的小規模な研究室なのですが、そのメンバーの大部分が現在とは異なる研究分野の出身の人たちです。レーザー分光を駆使する研究を行う研究室ということもあり、化学系のみならず物理系出身の学生もいます。少人数ながら多様なバックグラウンドを持つメンバーが活発に議論を進め、協力して実験を進める環境下で研究を行うことは大変興味深いです。

 

私は研究活動の一環として、週に2回ミーティングに参加しています。

1つ目は研究室内で行われているグループミーティングです。これは主にポスドクや大学院生が日々の研究の進捗を報告して議論、提案をする場なのですが、学部生である私も発表の機会を定期的にいただいています。自分が行っていることをグループの皆に伝えられることに対する純粋な喜びとともに、研究室のメンバーの一員として日々進捗が求められるという良い緊張感を感じています。

2つ目は、化学系の複数の研究室による合同ミーティングです。普段は所属する研究室内の人と過ごす時間が多いのですが、このような機会を通してほかの研究室の教授や学生と交流する機会にも恵まれています。

私が所属する研究室は、メインキャンパスのサイエンスヒルに位置するレーザー分光用施設に加え、ニューヘイブンの中心地から離れたウェストキャンパスにも研究施設を持っています。

 

私は普段ウェストキャンパスで研究を行う時間が多いので、毎朝シャトルバスをつかまえて通学しています。交通の便の観点ではメインキャンパスには劣りますが、ウェストキャンパスの施設は新しいです。また、比較的に安い値段で栄養バランスが整った食事をとることができるカフェテリアがあることも魅力的です。

アドバンストプログラムが開始してから早くも3週間が経過しました。

 

はじめは不慣れな気候や住環境の中でうまくいかないことも多かったのですが、現在は研究生活を満喫することができています。また、イェール大学に所属する日本人の学部生の友人を作ることができました。

 

残りの期間では研究室内の活動はもちろん、ほかの研究室を訪問し、交友関係を広げるなどして将来につながる留学生活を送りたいです。

 

それでは、またお会いできる日まで。