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国際学生交流プログラム助成 グローバルNow!
2022年08月30日 アドバンスト
ドイツ・アーヘン工科大学滞在記
RWTH Aachen University (ドイツ) 滞在記
ドイツのアーヘンにあるRWTH Aachen UniversityのOkuda Labにて2ヶ月間の研究滞在を行っている中筋勇人です。
8/1から研究を始め、早くも折り返し地点が近づいてきたので、プログラムの中間報告として「研究環境」「ドイツでの生活・観光など」「ARIP残り半分の抱負」について述べたいと思います。この中間報告が、ARIPプログラムへの挑戦を検討している人の判断材料になることを祈っています。
研究環境
研究内容については最終レポートでもう少し詳しく書くつもりですので、ここでは研究環境について述べたいと思います。
私は、メンターと共に有機金属錯体の合成・触媒活性の評価を行っており、その研究環境は、試薬や器具などの設備面で非常に整っていて効率良く実験させていただけていると感じています。また、メンターや他のラボメンバーは大変親切です。例えば、私は日本では生命科学を専攻しており有機合成や錯体化学については分からないことだらけでしたが、最初は横について指導していただきました。経験が増えてきた今では、実験や解析をある程度自分で行わせていただけるようにもなりました。
また、設備面だけでなく研究に対する姿勢も、見習いたいと思う良さがあります。例えば、オン/オフの切り替えがはっきりしていて超効率的に研究を進める点や、きちんとマネジメントして無理なく毎日研究を進める点です。研究方法全体で、新しい経験・学びの連続で、刺激的だと感じています。
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メンターと一緒に実験を行っている様子
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奥田先生・メンターとの集合写真
ドイツでの生活・観光など
アーヘンは治安も良く市街地もきれいで、とても暮らしやすいと感じています。また、ヨーロッパの町並みもドイツの食べ物・飲み物も、休日のリラックスした雰囲気も大好きで、ドイツで暮らしたいと感じてしまうほどです。
また、アーヘンに滞在すれば、観光も多くできます。例えば、アーヘン自体、美しい大聖堂やお城がある観光地であるうえ、他の観光地にも近いという利点もあります。また、オランダ・ベルギーとの国境まで徒歩で行くことができる距離で、これらの国の観光地にも簡単に電車やバスで行くことができます。
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アーヘン大聖堂の中
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休日のゆったりした雰囲気の市街地
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ドイツ料理Schnitzel
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ドイツ・オランダ・ベルギーの国境
ARIP残り半分の抱負
残りの期間では、さらに実験を進め、今のテーマできちんとしたデータを取ることを目標にしています。そして、このプログラムで得た成果を、自分が日本の研究室で行っている研究にも結びつけたいです。Okuda Labでの研究は自分が行っている研究分野とも近いため、2ヶ月間という短い期間だけでなく、プログラム終了後もこの経験を活かし続けられると考えています。
また、Okuda Lab以外の人とももっと繋がりを広げていきたいです。海外で得られるグローバルな繋がりは貴重であり、自分のキャリアの糧にもはずだからです。そのために、Okuda Labと共同研究をしている研究室や、自分が興味を持った研究室に訪問し、積極的にコミュニケーションを取っていきたいです。
東京工業大学 生命理工学系 修士1年 中筋 勇人