公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団 公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団

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2022年03月04日 アドバンスト

カリフォルニア州UCDavis滞在記

UCDavis Biomedical Engineering山田先生のもとで研究をしている荒木優里奈です。

 

2月中旬に到着してから、毎日快晴が続き、気温も20℃前後で暖かいです。

 

Davisはとても安全な街で、日が暮れてから一人で行動しても怖い思いをしません。

主な交通手段は自転車です。街のいたるところに自転車専用通路があり、お店の前には駐輪場があります。また、ダウンタウンにはアジア系のスーパーや飲食店が多く、食事に困ることなく生活しています。

UCDavisは自然豊かなキャンパスで、大学内に川が流れていて、湖や林があります。

キャンパス内を探検するとあっという間に数時間過ぎるぐらい広大な敷地です。また、人懐っこい動物が多く、毎日リスや牛を見ながらラボまで通っています。

自習スペースが多くあるのも魅力的です。

24時間空いているおしゃれな図書館に行くと、常に学生が勉強していて満席です。窓枠や広場でパソコンを広げて勉強している学生もいて、勉強熱心さに驚いています。

 

COVID-19の対策も厳重に行われています。

キャンパス内の建物に入るには、COVID Daily Symptom Surveyに答えて承認される必要があります。

学生や大学の職員は、二週間に一度、体育館に設置されたCOVID-19 testingを受けます。大学のHPに、ブースター接種済みの証明書を提出する必要があります。1月はオンライン授業でしたが、2月は対面授業が行われています。

研究室では、3種類のアクチンの発現量の比較をしています。

 

1つ目のアクチンの実験は、先生やラボの学生に教えてもらいながら行い、2つ目は、横についていてもらいながら私が作業し、3つ目は私一人でノートを見ながら作業をし、わからない部分を先生や学生に質問しにいくというように、実験が進んでいきます。アクチンの種類は違いますが、似た工程を3回行うことで、確実に知識を深めることができます。

 

研究室で過ごす日数が増えるごとに、新たな知識や技術を身に付けることができ、とても楽しいです。

出発前は一人でアメリカに行くことに対して不安でいっぱいでしたが、毎日の実験はもちろん、山田先生やラボの学生、そして現地でできた友達に助けられて、充実した日々を過ごしています。

今後は、UCDavisで実際に研究している先生や学生に話を伺おうと予定を立てています。直接話すことができる機会に、多くの研究者の方と交流したいです。