公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団 公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団

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2020年02月22日 アドバンスト

カリフォルニア州 UCDavis校滞在記

こんにちは。私は現在、中谷財団のアドバンストプログラムで、UC Davis の山田教授のもとで研究をしています。

細胞が物理的刺激を生化学的シグナルに変換する際に関わっているタンパク質の同定をメインに研究していく予定です。

UC Davisは農業学校として有名で、大学の敷地はとても広いです。なので、研究室から食堂までなどを移動する時には自転車を使って移動しています。

キャンパス内には広大な植物園や牧場などがあり、研究で疲れた時には植物や動物を見てリラックスすることが出来ます。

日本とは異なり、大学内に大きな植物園や美術館、スタジアムがあるのが印象的でした。

Davisは学生街といった印象で、目立った犯罪などもなく安全です。

アジア系移民の割合が多く、スーパーにはお米や豆腐といった日本食や、中華料理屋などのレストランも多くあり、いつでも懐かしの味を食べることが出来ます。また、町がコンパクトなため、基本的には自転車だけで生活は事足ります。

気候は思っていたよりも寒く、最高気温はおおよそ15℃ほどと東京とあまり変わらない印象です。

私は9時ごろラボにつき、そこから実験をして17~18時頃に帰る生活をしています。研究室は手取り足取り教えるよりも自分で考えるという事を大切にしているようなので、自身で実験について考え、分からないところ、疑問に思ったところは積極的に質問して自主性を持って研究していきたいと思います。

 

ラボには学部生が4人いて彼らは授業の合間をぬってラボに足を運び実験をしています。みな学部生なのにも関わらず自分で実験の内容を考え、実行しており、アメリカの学生の自主性には驚かされました。

宿泊先はAirbnbで探しました。

研究室、スーパーからの距離ともに近く、ホストの方も優しく接してくださるので快適に過ごせています。先週の金曜日にはホストの方がUC Davisの教授の方だったのでdepartment of microbiologyのパーティーに参加させて頂きました。

このパーティーはPhD課程の合格者を囲い込むためのパーティーだそうです。アメリカの大学院では2.3月頃にPhD課程の合格者を大学に招いて自身の大学院の良さをアピールするそうです。

 

今まではアメリカで暮らすことだけで精一杯でしたが、アメリカへ来て一週間が経ち、ようやく現地での生活にも慣れてきました。これからは現地の方となるべく交流できるように積極的に大学が主催しているイベントなどにも参加していきたいと思います。英語、研究両方の面で成長できるよう頑張りたいと思います