医工計測技術分野における技術開発や技術交流等の促進と人材の育成を目的に、幅広い助成事業を展開している公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団は、科学の裾野拡大を目的とした、「科学教育振興助成」を今年も小、中、高等学校を対象として実施しています。本年度の助成校は全国で106校です。

そして、今回新たな科学振興助成として「次世代理系人材育成プログラム助成」の募集を2022年10月より、開始します。本助成は、科学への関心が高い意欲のある中学生の人材育成を目的としたものです。主実施機関となる大学や高等専門学校が教育委員会等と協力し、理科に関心の高い中学生や理数系に優れた資質を持つ中学生を、学校の枠を超えて募集・選抜します。参加者は、多様な興味や関心、それぞれの追究したい分野について、大学・高専で企画した研究指導や実験など独創的な理科教育プログラムを体験することで、質の高い探求活動を行うことが可能です。

この度、本助成の募集開始に伴い、「次世代理系人材育成」をテーマとした、オンラインセミナーを開催いたします。セミナー当日は、新しい「次世代理系人材育成プログラム助成」のご説明と、「中学生の才能を伸ばす基盤づくりの重要性~世界人材育成を考える~」をテーマに、専門家の先生方のパネルディスカッションを行います。コーディネーターとして愛媛大学　教育学部　准教授　向 平和先生、そして教育現場の最前線で活躍する４名の先生方をお迎えし、熱く議論頂きます。なお、このセミナーは全国の教育委員会や助成校の先生方にも聴講いただきます。