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2020年02月19日第3回長期大型研究助成が決まりました

公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団の2019年度長期大型研究助成事業として、東京大学臨床生命医工学連携研究機構 次世代臨床医用計測技術研究ネットワーク拠点が選定されました(5年間の助成金額総額 3億円)。

この助成を活用し、東京大学は、臨床生命医工学連携研究機構(機構長:大学院工学系研究科 佐久間一郎教授)のもとに、寄付研究部門「次世代臨床医用計測技術研究ネットワーク拠点」を発足させます。

 

医療技術の有効性は創薬の場合と異なり、1)工学技術として優れた技術,2)その技術を適正に臨床的に活用する手技開発・診断治療法開発の両輪がそろって始めて標準的医療に発展しうる革新的な技術が生まれます。

本研究拠点では,東京大学の医学研究部門における、疾患研究に関する最新の知見と、工学系研究部門における先端的な計測技術の基本要素の開発とその分野横断的なシステム化を有機的に融合することで、いわゆる単純なニーズ・シーズマッチングではなく、開発する計測技術の本質的な価値を活用できる,未知のニーズを疾患研究に基づき明らかにすることで、診断治療支援のための革新的な生体計測技術とその利用技術の開発を行います。

 

 

佐久間 一郎 (さくまいちろう)

東京大学 臨床生命医工学連携研究機構 機構長

大学院工学系研究科 教授

研究部門「次世代臨床医用計測技術研究ネットワーク拠点」

研究題目「先進的生体計測基盤技術の臨床展開」