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中谷財団事業紹介 国際学生交流プログラム助成
将来グローバルに活躍する研究者・技術者を目指す日米の理系学部学生を対象に、海外の大学研究室で夏季・春季休暇期間中に研究を体験するプログラムです。学部生のうちに国際的な研究環境の理解を深め、同時に日米学生間のつながりを形成していきます。
夏季短期留学(Nakatani RIESプログラム)は2016年、春季短期留学(アドバンストプログラム)は2017年に開始されました。これまで多くの学部生が海外で研究を体験、人的ネットワークを作り、将来キャリアを考えるまたとない機会としてきています。海外での研究体験から海外の大学院に進学した参加者も数多くいます。
1.中谷RIES:夏季休暇期間中の米国大学での研究体験
米国ジョージア工科大学の研究室で研究活動を体験します。国際的環境の中での研究生活、現地での生活・交流を通じて米国の大学院制度、研究者を目指す学生や大学教授の考え方を学ぶことができます。
大学の学部生が自身の将来のキャリアについて深く考え、米国の教授、ポスドク、大学院生や日米の同世代の学生との繋がりを築くきっかけになるプログラムです。
本プログラムを通じて、志であったり、あるいは悩みであったりを共有できる同世代の意識の高い学生と出会うことができることも大変、有意義なものとなっています。プログラムが終わっても親交が続いているようです。
現地での私的な出費・観光等々を除き、財団が必要と認める経費(航空券、ホテル、保険、食費の一部補助等々)を支援します。
主なイベントは以下の通りです。
日本での事前オリエンテーション
全国の大学から選抜された参加者の初顔合せと本プログラムの内容・目的の再確認のためのオリエンテーションを行います。ジョージア工科大学から来日するRIES米学生との交流、大学関係者によるセッションも予定しています。出発前に留学の目的を再度、見直す機会となります。
ジョージア工科大学での研究活動
5~6週間、米国に滞在して研究を体験します。各学生の専攻分野、興味のある分野に基づき、ジョージア工科大学の研究室に配属されます。
ジョージア工科大学は、ジョージア州の州立大学であり工学分野で世界7位の米国工科大学の御三家(MIT, Caltech, Gatech)の一つです。
研究が初めての参加者も多くいますが、メンター(大学院生、ポスドク)がアサインされて日々の研究活用をサポートしてくれるようになっています。帰国直前には日本留学を終えたジョージア工科大学RIES米学生との合同ポスターセッションを予定しています。多様な人に研究成果を説明し、貴重な意見を貰うことができます。
米国の大学、企業等の訪問等
米国滞在中にジョージア工科大学以外の大学や企業を訪問する機会を提供します。2023年はStanford大学、UC Berkley校、UC San Francisco校をRIES米国人卒業生等の案内で見学しました。
また、米国ならではのパーティや観光も企画します。
帰国後の成果報告会
帰国後、弊財団の審査委員会メンバー等に留学中の研究の成果を発表して貰います。発表会はアドバンストプロクラムの選考会を兼ねます。
過去に参加したRIES日学生の最終レポートはHPの「助成実績・レポート」から参照できます。その他のイベントの写真のスライドショー、体験者からのメッセージ等々もご覧ください。2016年から3年間は米国留学でしたが、2019年はドイツでした。2020年はコロナ禍のため中止になりました。2021年からは米国ジョージア工科大学への留学を再開しています。
2.アドバンストプログラム:春季休暇期間中
日学生で夏季のNakatani RIESプログラムを修了し、より本格的な研究活動を希望する学生ためのプログラムです。夏季インターンシップで研究のやり方、国際的な環境でのコミュニケーション等を習得した学生が自分の力・自分の考えで海外での研究生活を実践する機会となります。 滞在期間(春季休暇中)、研究テーマ等々は参加者と受入れ先の教授が相談して決める事になります。現在、留学できるホストラボはHarvard大(物理)、Georgia Tech(バイオ)、UCDavis校(バイオ)、ドイツ人工知能研究所・DFKI(AI、データサイエンス)・アーヘン工科大(化学)の5つです。
参加した学生の代表的な感想は、“春季は単身海外留学なので苦労も多かったが国際的な環境での研究者の日常生活をより近いかたちで体験できた”、“学位留学のよい予行演習になった”といったものです。 最終レポートはHPの「助成実績・レポート」から参照できます。
3.欧米学生の日本への受入れ
中谷RIESプログラムは海外の学生の日本への受入れも行っています。2016年からの3年間は、全米の大学から選抜された40名程度の理系学部生1年生、2年生が、日本での研究体験をしながら、日本の生活・文化を学びました。2019年は12名のドイツの学生が来日し、研究を行いました。現在はジョージア工科大学の学生10名程度が毎年来日して日本の大学で研究を体験しています。日本・米国での色々なイベントを通じて日米のRIES Fellowsの間に太い絆が出来ています。
募集要項
国際学生交流プログラム夏季短期留学の参加者は、米国ジョージア工科大学 注1) の夏季研修生として、研究室に所属して実際に研究を体験します。修了者は、米国・欧州の大学研究室でより本格的な研究を行う春季のアドバンストプログラム 注2) に応募できます。
注1)米国工科大学の御三家(MIT, Caltech, Gatech)。米国ジョージア州アトランタにある州立大学。工学部は全米No.4、BMEはNo.2に選ばれています(U.S. News & World Report2025 Ranking)。
注2)アドバンストプログラム短期留学先はHarvard大(物理)、Georgia Tech(バイオ)、UCDavis校(バイオ)、ドイツ人工知能研究所・DFKI(AI、データサイエンス、ロボット)、アーヘン工科大(化学)。
対象者
日本の大学に所属する理系学部の大学生(応募時点で1年生~3年生)10名程度
特に1年生、2年生(留学時点で2年生、3年生)の積極的応募を期待します。
<条件>
①日本国籍または永住権を有すること。
②ジョージア工科大学で研究を行うための十分な英語力。
渡米前(J1ビザ取得手続き)に同大学の定めた英語要件を満たす必要があります。
英語力判定のため、2025年3月22、23日の最終面談の半分は英語で行います。
③ジョージア工科大の指示に従いJ1ビザを取得
④留学期間の全日程および帰国後の成果発表会に参加が可能なこと。
渡米中の一時帰国は出来ません。
留学期間
2025年8月10日(日)~9月28日(日)(予定)(8月10日出国、9月28日帰国)
渡航直前オリエンテーションを2025年8月9日(土)に首都圏で行います。
その他
国内で渡航前オリエンテーションおよびUS Fellowsとの交流イベントを5月24日(土)、25日(日)
成果発表会を帰国後、10月4日(土)に行う予定。
プログラム内容
・渡航前オリエンテーション(国内)
・ジョージア工科大学でのオリエンテーション
・ジョージア工科大学の研究室におけるリサーチインターンシップ
・ジョージア工科大学の学生との共同のポスターセッション
・帰国後の成果発表会(国内)
助成内容
・研修費用(日本、米国)、渡航費ならびに国内外の移動費、滞在費、食費(一部)、留学生用旅行保険代、Visa取得費用
※パスポート取得費用、一定額以上の通信費、観光費等の費用は本人負担
募集期間
2025年1月8日(火)~2025年2月22日(土)
※2025年応募書類は既にダウンロードできます。早目の準備をお勧めします。
審査方法
審査委員会において一次書類審査を行い、合格者と面接(日本語と英語)の上、最終参加者を理事会にて決定します。
※面接は2025年3月22日(土)または23日(日)に東京で実施予定です。当日、やむを得ない事由で東京に来られない場合は、別途、個別に相談。
結果発表時期
2025年4月上旬
助成対象として採択された場合、本人に直接通知し、詳細は別途お知らせします。
報告書
プログラム終了後に最終報告書の提出をお願いしています。
なお、これらの報告書や顔写真、プログラム実施中のスナップ写真は財団ウェブサイトにアップロードし、公開する事をご了承ください。
応募方法
国際学生交流トップページの応募バナーをクリックしID取得をして必要事項を記入ください。
英語でのエッセイを提出して頂きます。過去の参加学生のレポートが助成実績から参照できます。ジョージア工科大のHP等々も参考にして自分のやりたい研究・興味を書いてください。
詳細は申請書をダウンロードしてください。成績証明書(英文)と履歴書(英文)を用意して、申請書と一緒にアップロード下さい。
応募書類
お問い合わせ先
お問い合わせは、財団ホームページの「お問い合わせ」よりお願いいたします。