公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団 公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団

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2023年10月31日「科学教育セミナー」をハイブリット形式で実施しました

2023年10月17日(火)、東京駅前の東京ミッドタウン八重洲カンファレンスで、「科学教育に関するセミナー」をハイブリッド形式で開催しました。

教育関連メディアを中心に11社の方が取材に来られたほか、オンライン受講では全国の教育委員会や現在財団が助成している全国の学校の先生方、合計60名余りが視聴されました。

財団の概要説明に続いて、「学習指導要領改訂とその後~探究的な学びは生徒と教員をどう変容させるのか?~」と題したパネルディスカッションを行いました。

コーディネーターの向平和・愛媛大学教育学部教授をはじめ、東京農業大学人文・社会/教科教育学の山口晃弘教授や現役の中学・高校の先生方が登壇。現在、全国の教育関係者が直面している「探究的な学習」への対応に関して、経験を踏まえたお話やアドバイスをうかがうことができました。

たとえば、探究学習で最初につまずきがちな「課題設定」に関して、世田谷区立千歳中学校主任教諭の青木久美子先生は「どんなことに気づいてどんな疑問をもったのかを生徒に記録させるようにしていて、そのうえで『これ、不思議じゃない?』といった問いかけで課題設定を促すようにしています」と具体策を話してくれました。

また、三田国際学園中学校・高等学校の大野智久先生は「探究は疑問の解を出してそこから次の疑問につなげていく、まず[!](驚き、感激)があり、[?](疑問)につながる。[!]と[?]のサイクルがぐるぐる回っているイメージ」と説明されました。

さらに、長くSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)の指定を受けていて課題研究歴が長い兵庫県立神戸高等学校の繁戸克彦先生は、「生徒たちが課題研究や探究学習を楽しんでやっていると、その姿を見た他の生徒や後輩たちも自主的に活動するようになりますね」とご自身の経験を話してくれました。

この「楽しい」や「おもしろい」は、「先生自身がおもしろがらないと生徒のモチベーションは続かない」と、パネラーの先生方が共通して言及されたキーワード。これを受けた向教授は「科学を楽しむ文化を根づかせることができるかどうかが、探究的な学習の本質だと思います」と話をまとめてくれました。

会場からもオンラインでも質問があり、テーマの関心の高さがうかがえました。

また、終了後も記者の方々とパネラーの先生方があちこちで意見交換をするなど、会場では活気あふれる雰囲気が続いていました。

今後も、関心の高いテーマを見つけ定期的に「科学教育に関するセミナー」を開催いたしたいと思います。

 

オンラインでも視聴いただけるように、こちらで配信しています。